手書きとCADによる図法・製図

[ 本日の班分け ]
A班:手書きによる幾何学図法・パースの図法・製図
B班:Vector Worksによるプロダクトデザインの図法・製図

[ 本日の授業内容 ]
Vector Worksによるプロダクトデザインの図法・製図
「住吉の長屋 平面図」

本日から3回、建築設計製図の基本を学ぶため、建築家 安藤忠雄さんの設計された「住吉の長屋」を題材にその平面図と断面図を作図します。「住吉の長屋」は、コンクリートを用いた一般住宅であり現在も個人の住宅として試用されています。中央に配置した中庭によって区切られた内部空間が特徴となっています。これらの建築的な特徴を作図しながら、その構造などを読取るよう心がけてください。

課題説明 「住吉の長屋」
設計:安藤忠雄

インテリア・建築系の図面を描く練習として、建築家 安藤忠雄さんの住宅「住吉の長屋」の平面図・断面図をトレースします。

建築の計画と設計、図面の作成
実教出版「建築設計製図」より

1.建築・インテリアの計画と設計の流れ
2.図面の種類
3.VectorWorksを建築設計図面用に設定する。
  レイヤ・クラス分けの手順
  寸法規格の設定(建築設計製図の場合)
4.「住吉の長屋」 1階 平面図 を描く
  図面枠を描く
  中心線・基準線(柱・壁位置の基準)を描く
  壁を描く
  建具(戸・窓)を描く
  設備・家具を描く
  文字・寸法を記入する・平図面の完成

授業テキスト:2011年度 CAD製図 #10#11
(上記、授業テキストのPDF書類は書類にロックをかけています。データをダウンロード(右クリックメニューから別名保存を選択)してAdobe Readerなどで閲覧して下さい。Adobe Reader入手先:http://get.adobe.com/jp/reader/

※ 各部の詳細な寸法については、配布した資料を参照し、各自「三角スケール」で適宜実測しながら記載すること。

[ 本日の課題 ]
上記「4.の建具(戸・窓)を描く」まで確実に終わらせておくこと。次回授業時に平面図を完成させ、断面図の作成に入ります。

[ 参考資料(住吉の長屋について) ]

建築家 安藤忠雄

安藤 忠雄(あんどう ただお、1941年(昭和16年)9月13日 – )は、大阪府大阪市港区生まれ、同市旭区出身の一級建築士。打ち放しコンクリートの住宅や商業建築を次々と発表し、世界的に高い評価を得ている。

住吉の長屋

住吉の長屋(すみよしのながや)は建築家安藤忠雄の初期の代表的住宅建築。1979年(昭和54年)、日本建築学会賞を受賞。

[ 参考図書(建築設計製図について) ]

「建築設計製図」

編修:赤地龍馬、塩澤泰 ほか
A4判 240頁
2003年02月25日発行

安藤忠雄のディテール―原図集 六甲の集合住宅・住吉の長屋

安藤 忠雄(著)
出版社: 彰国社 (1984/01)
ISBN-10: 4395110444
ISBN-13: 978-4395110445