Addressable Screenとは
動的に変化する形状に歪みなく映像投影するシステム
近年、映像表現技術に大きな関心が寄せられています。特に東京駅などの建築物などに映像投影を行うプロジェクション・マッピングは多数見受けられるようになりました。しかし、プロジェクション・マッピングを行うには綿密な事前準備と専門的な知識が必要となります。そこで我々の研究開発グループでは、東北大学・仙台高専グループにより提案されている「ダイナミックプロジェクションシステム基盤技術の応用(※1)」 と、東北大学の協力により「 動的に変化する三次元表面のリアルタイム計測を可能とするマーカー」を開発し、スクリーン面が変形しても映像が歪みなく投影できるスクリーン「AddressableScreen(アドレッサブルスクリーン)」の研究開発を行なっています。このスクリーンは、カーテンや人体等の動的に変化する三次元表面を投影面として扱うことが可能であり、デジタル試着システムや建築物をスクリーンにする建材、新しい広告媒体などの応用が期待されます。
※1 独立行政法人科学技術振興機構・研究成果最適展開支援事業フィージビリティスタディ可能性発掘タイプ シーズ顕在化・平成22 年度採択課題「高速・高精度3D画像センシングに基づくダイナミックプロジェクションシステムの開発」
Addressable Screen projectとは
Addressable Screen project(アドレッサブルスクリーンプロジェクト)とは、独立行政法人 科学技術振興機構復興促進センターによる復興促進プログラム(マッチング採択)採択課題として研究開発を行なってきた「動的に変化する物体形状に合わせた映像投影システム」の研究開発プロジェクトを元にした、小糸樹脂株式会社・株式会社 レイティストシステム・学校法人 東北芸術工科大学・独立行政法人国立高等専門学校機構 仙台高等専門学校・国立大学法人 東北大学(研究協力機関)の5機関によるAddressable Screen を研究開発するために組織されたプロジェクト・チームです。
Addressable Screen project “Magical Card”
カード型スクリーンのエンターテイメントシステム
※ 動作に関わる技術を「特許取得/申請中」
Addressable Screen project “Magical Card”(アドレッサブルスクリーンプロジェクト“マジカルカード”)は、Addressable Screen の研究開発から生まれた映像投影システムとカード型スクリーンの技術を用いたエンターテイメントシステムです。カード型スクリーンに様々な絵柄を映像投影することで、映像を手に持つというこれまでにない映像体験ができる高度な画像処理技術と映像投影技術のシステムです。
研究参画機関
小糸樹脂樹脂株式会社
〒983-0004 仙台市宮城野区岡田西町3-25Tel:022-288-6188
Fax:022-288-7333
e-mail:koi_abe[at]koito-j.com
株式会社 レイティストシステム
〒983-0043宮城県仙台市宮城野区萩野町3-9-4
Tel:022-702-3239
Fax:022-774-2500
e-mail:info[at]latest-system.co.jp
学校法人 東北芸術工科大学
プロダクトデザイン学科・准教授酒井 聡
〒990-9530 山形市上桜田3-4-5
Tel:023-627-2054
Fax:023-627-2251
e-mail:sakai.so[at]aga.tuad.ac.jp
独立行政法人国立高等専門学校機構
仙台高等専門学校
名取キャンパス次世代型教育推進室・室長総合工学科・教授
若生 一広
〒981-1239 宮城県名取市愛島塩手字野田山48
Tel / Fax:022-381-0305
e-mail:wako[at]sendai-nct.ac.jp
研究協力機関
国立大学法人 東北大学
大学院情報科学研究科情報基礎専攻 青木研究室・教授
青木 孝文
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-05