国立研究開法人科学技術振興機構(JST)より助成を受け、研究代表者として2012年度より研究開発を行ってきた「動的に変化する物体形状に合わせた映像投射を実現するためのスクリーン面マーカー構造形成ならびに評価技術の確立」の課題について、下記の内容で学会発表を行います。

動的なスクリーン「Addressable Screen」の研究開発(2)
Research and development of dynamic screen system “Addressable Screen” Vol.2

研究発表者
酒井 聡 1) 青木孝文 2) 若生一広 3) 阿部晃一 4) 三瓶仁寛 5) 菅原道晴 6)
So SAKAI 1) Takafumi AOKI 2) Kazuhiro WAKO 3 ) Kouichi ABE 4) Masahiro SAMPEI 5) Michiharu SUGAWARA 6)
1)東北芸術工科大学 2)東北大学 3) 仙台高等専門学校 4)株式会社 小糸樹脂 5)株式会社 エキサイト 6)株式会社 レイティストシステム

抄録
依然としてプロジェクションマッピングは、広告業やデザインの分野などで新たな映像表現として注目を集めている。しかし、その映像投影を行う条件として映像投影面は変形や移動などをしないことが前提のままである。そのような状況の中で本研究開発では、動的に形状が変化する物体に対して歪みのない映像を投影可能なスクリーン(Addressable Screen)を開発することを目標としており、その一端としてカード型のスクリーンを制作し移動・回転・傾斜などをしても投影像が乱れない映像投影システムを開発した。本稿では、昨年度研究報告を行った映像投影システムAddressable Screen「Magical Card」の技術の進捗と新しいコンテンツである「The Elements」について報告する。

第63回日本デザイン学会春季研究発表大会http://www2.nagano.ac.jp/jssd2016/index.html
「ふるさとデザイン」

日 時|2016年7月1日(金) – 3日(日)
場 所|長野大学
(〒386-1298 長野県上田市下之郷658-1)