国立研究開法人科学技術振興機構(JST)より研究助成を受け、研究代表者として2012年度より研究開発を行ってきた「動的に変化する物体形状に合わせた映像投射を実現するためのスクリーン面マーカー構造形成ならびに評価技術の確立」の研究成果作品 Addressable Screen project “Magical Card”の新しいコンテンツ「The Elements」を、サイエンスアゴラ2015に出展します。

Addressable Screen project “Magical Card”
The Elements

Addressable Screen project “Magical Card”は、新しいスクリーン技術を用いた体験型の作品です。

“Magical Card”のトランプの絵柄は映像です。ところが、角度を変えても裏返しにしても絵柄がカードを追いかけてきます。
このカードはスクリーンになっていて、一枚一枚のカードがどこにあって、どのような向きになっているのか、表裏どちらなのかを専用のシステムが認識して絵柄を投影しています。これまでの技術では、動くモノに映像をゆがみなく投影することは不可能でした。このMagical Cardでは、来場者が手に持ち動かしたカードをリアルタイムに認識し、動いたり変化したりするモノへの投影を可能にしています。
将来的には、これまでスクリーンとして利用できなかったモノを映像表現に用いる新しい技術として期待されています。

“Magical Card”の新しいコンテンツである「The Elements」は、化学式を遊びながら学べるシステムです。元素カードを組み合わせることで、分子の性質などがアニメーションで表示されます。 

研究開発機関 |学校法人 東北芸術工科大学・小糸樹脂株式会社・株式会社 エキサイト・株式会社 レイティストシステム・独立行政法人 国立高等専門学校機構 仙台高等専門学校・国立大学法人 東北大学
映像コンテンツ制作 | wowlab
什器制作 | 石巻工房

サイエンスアゴラ2015

http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/

日時:
2015年11月13日(金) – 15日(日)
10:00 – 17:00
会場:
日本科学未来館|http://www.miraikan.jst.go.jp
入場料 無料

Addressable Screen project “Magical Card”
The Elements PV

https://youtu.be/TCnQCxlHZzQ