科目目的・到達目標
コンピュータ技術のおかげでさまざまなことが可能になりました。これから学ぶデザインの世界でも、様々な場面でコンピュータを用いることになります。この授業では直感的にソフトウェアの使い方を習得しながら、コンピュータを表現のツールとして使えるようになることが目標です。
授業概要
コンピュータとインターネットに慣れ親しみ、デザインツールとして自在に使える能力を身につけると同時に、基礎的な知識とモラルを学ぶことにより、技能と知識の両面でバランスのとれたコンピュータリテラシーの習得を目標としています。そして、さまざまな可能性を秘めたコンピュータを自分のものとし、演習課題、レポート作成、表現活動に実践的に役立てられるようにします。
本演習ではそれらの基礎としてのコンピュータの扱い方、文書の作り方、表計算の方法、グラフィック表現、プレゼンテーション方法等について、第三者へ伝達表現できるように総合的に学びます。
授業スケジュール
コンピュータ基礎演習では、下記の予定で様々なソフトウェアを取り上げ具体的に作品を作りながら、その使い方を学んでいきます。また、授業内で習得した全ての技術を用いて最終課題を制作し、その作品をプレゼンテーションを行います。授業の最終週では授業内で取り上げた専門用語・知識を問うテストを行います。
下記の授業スケジュールは、おおよその目安であり受講した学生の皆さんの理解度・習熟度に応じて変更することがあります。
1) 起動とインストール(第1週)
授業で用いるソフトウェアのインストール状況の確認と簡単な基本操作の習得を行います。16時から本学情報施設課より、アンチウイルスソフトのインストールガイダンスが1時間程度あります。
2) Adobe Illustrator編(第2~6週)
◇基本操作と事例紹介
◇文字レイアウトの練習
◇Illustratorによるレンダリングの練習
◇課題イラスト作成
◇ポートフォリオ作成練習
3) Adobe Photoshop編(第7~10週)
◇基本操作と事例紹介
◇解像度の理解
◇画像補整練習
4) Microsoft Word、Excel編(第11~12週)
◇基本操作と事例紹介
◇文書作成の練習
◇表計算の練習
5) Microsoft PowerPoint編(第13週)
◇事例紹介
◇プレゼンテーションの実践的練習
6) 試験と解説(第14週)
◇授業内で取り上げた専門用語・知識などを問うテストを行います。
7) 最終プレゼンテーション(第15週)
◇コンピュータ基礎演習で習得した技術を総合的に用いてプレゼンテーションを行なってもらいます。
授業概要PDF:2015年度コンピュータ基礎演習概要
今週の予定
Adobe Illustratorの基本操作の取得
1) 基本操作と事例紹介
Adobe Illustratorの機能と事例などを紹介し、作業環境を構築します。
2) パスの練習
Adobe Illustratorでイラストなどを描画する上で最も基本なツールとなる「パス」をうまく使いこなせる訓練をします。
3) 塗りとグラデーション
塗り、グラデーション、メッシュなど描いたイラストに色を付けるための技術を身につけます。
4) アンチウイルスソフトのインストール
本学情報施設課より、アンチウイルスソフトのインストールガイダンスが1時間程度あります。DVDドライブの持参を忘れずに。
課題データ:4月14日 コンピュータ基礎演習授業データ
次週の予定
Adobe Illustratorの基本操作の取得
1) パスの復習
Adobe Illustratorでイラストなどを描画する上で最も基本なツールとなる「パス」をうまく使いこなせる訓練をします。
2) 塗りとグラデーション
塗り、グラデーション、メッシュなど描いたイラストに色を付けるための技術を身につけます。
課題3-1 「立方体(塗り)」
課題3-2 「円柱(グラデーション1)」
課題3-3 「球(グラデーション2)」
課題3-4 「タイル(メッシュ基本)」
課題3-5 「リンゴ(メッシュ応用)」
テキスト(教科書)
「デザインのセオリーから学ぶ Photoshop & Illustratorの教科書 」 著:高橋としゆき・長井美樹・佐々木拓人・大里浩二 刊:エムディエヌコーポレーション
「Word&Excel&PowerPointのスキルが身につく本」 著:野々山美紀・浜崎央・木下貴博 刊:マイナビ
を、教科書として用います。
参考書籍
「CGリテラシー Photoshop & Illustrator CS4 (CS3・CS5対応)」 著:影山明俊・コスミックエンジン 刊:実教出版
「グラフィック&Webデザイン Illustrator&Photoshop CS6 (デジタルハリウッドの本) 」 著:デジタルハリウッド 刊:技術評論社