本日の授業内容

DraftSightで描く図法・製図
有償版と無償版の基本機能が変わらない2次元用CADアプリケーション「DraftSight」の操作を習得します。手書きによる図法・製図で習得した作図技術を用いてより正確に美しく仕上げるために、CADアプリケーションは現在のプロダクトデザイン業界では必須の技術になります。汎用性の高いファイルフォーマット、DWG/DXF形式の図面ファイルフォーマットが扱える「DraftSight」の操作方法を修得することで、将来業界標準であるCADアプリケーション「AutoCAD」などにも応用出来る力を養います。

DraftSightの基本設定

1) 基本操作の復習
前回の授業で行なった「1) 寸法規格の設定」「2) 画層の設定」「3) 寸法規格・画層のテンプレート化」に加え、作図する際の「絶対座標」「相対座標」の考え方、基本図形の描き方などを復習します。

2) 練習課題「テーブルの三面図」
「やさしく学ぶDraftSight」にもある「テーブル」の図面を作図します。上面図から書き始め、正面図、側面図、そして印刷のためのレイアウトの方法を学びます。作図の順序としては、手描きの作図と同様に「1.中心線(画層の選択を忘れないこと)、2.外形線、3.寸法線」となりますが、単純な形状の場合、寸法の間違えなどがなければ「外形線」から書き始めても問題ありません。

授業資料 練習課題「テーブルの三面図」見本
141111_コンピュータ演習#07配置

参考「DraftSight」

「DraftSight」の開発元であるダッソー・システムズのWebサイトには、オンライン学習のためのリソースなどが掲載されています。授業だけでは物足りない、予習・復習を行いたい学生はこちらを参考にして下さい。
DraftSight|http://www.3ds.com/ja/products-services/draftsight/

「DraftSight」日本語マニュアル

http://www.3ds.com/fileadmin/PRODUCTS/DRAFT_SIGHT/PDF/GETTING-STARTED-GUIDE-JP.pdf

テキスト(参考書)

「プロダクトデザインのための製図」
著:清水 吉治・川崎 晃義 刊:日本出版サービス
「やさしく学ぶ DraftSight」
著:阿部 秀之 刊:エクスナレッジ
を、参考書として用います。